田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」
あの勝山のパン屋さん「タルマーリー」さんが書いた本です。
期待以上でした。
スルスルと引き込まれるように一日で読んでしまった。
単なるサクセスストリーでもなく、お堅い経済本でもない。
私の好きな「菌(酵母)」の話もある。
彼が理想とするのは「腐る経済」
「腐る」とは「土に還る」「循環する」ということ。
イーストや添加物を使えば、安価で安定した商品が作れる。つまりそれが「腐らないパン」なのだ。
腐らない食べ物が「食」を安くし「職」までも安くしている。
・・・という話。
「タルマーリーさんのパン作りって、棟梁にちょっと似てるなぁ」って思いながら読んでいると、本の最後に「パンと建築は似ている」と書かれていました。
「木」と「菌」
「木」も「菌」の扱いも技術の伝承が必要ということ。
また、行ってみたくなりました → ■